イロワケイルカ
クジラ目マイルカ科イロワケイルカ属
学名:Cephalorhynchus commersonii
イロワケイルカの模様は非常に特徴的である。頭部、胸びれ、背びれ、尾びれは黒く、喉と胴の大部分は白い。黒白2色の境界は非常にはっきりしている。体型は1.5m程に成長する。外見はネズミイルカに似ているが、行動(後述)は他のマイルカ科のイルカに似ている。
額はなだらかに傾斜し、胴体もずんぐりとした形状である。胸びれの形状は先端が丸まっている。また背びれの頭側は直線的。太い尾びれの中央には切れ込みがある。
雌雄ともに6年から9年で性成熟する。繁殖期は春から夏の間であり、妊娠期間は11~12ヶ月。飼育下での最長飼育記録は約21年であるが、寿命はまだ正確にはわかっていない。
イロワケイルカの生息域は2箇所である。一つはアルゼンチンの入り江、マゼラン海峡、フォークランド諸島などの南アメリカ南端の海域である。もう一つはその海域から8,000kmも東方のインド洋南部のケルゲレン諸島周辺であり、これは1950年代に発見されている。浅瀬を好む。
全生息数は不明であるが、マゼラン海峡など生息域には良く見られる。
イロワケイルカは非常に活発に行動する。海面を高速で泳いだり、ジャンプしたりする様子が頻繁に観察される。海岸の近くでは、波乗りをするかのような回転などの行動も見られる。高速で移動する船を追いかけたりもする。
主食は近海や遠洋の魚類やイカである。南米では甲殻類を食べる群もある。
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