スズキ目

カクレクマノミ

カクレクマノミの写真

スズキ目スズメダイ科クマノミ属

カクレクマノミ(学名:Amphiprion ocellaris)

他のクマノミ類に比べると細長い体つきをしている。オレンジ色の体に3本の白い帯と黒いひれがあり、幼魚のときの体長は2cm、成長すると8cm程になる。オーストラリアのダーウィン周辺のサンゴ礁では稀に黒色色素が多いカクレクマノミが見られ、白い帯は通常と変わらないが、体色がオレンジ色ではなく黒から暗褐色である。

他の魚が避けるセンジュイソギンチャクやハタゴイソギンチャクなどとは共生の関係にあり、住み家、また捕食者からの避難のために利用している。イソギンチャクの触手には刺胞(毒針)があるのだが、クマノミ類の魚はそれに耐性があるため、そのようなことが可能である。イソギンチャクが食べ残したものを餌としている。

クマノミの仲間は性転換する魚として知られており、雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)といってオスからメスになります。すべての個体が性転換するのではなく、イソギンチャクに生活している集団の中で一番大きいのがメスになり、次に大きいのがオスになり、この2尾がカップルになります。他のカクレクマノミはメスにもオスにもならず、繁殖行動を行わない。一番大きいメスが卵を産むことでたくさん卵を残すことができます。もしこのメスが死んでしまった場合は、このメスの次に大きい個体であるオスがメスに性転換し、次に大きいメスでもオスでもなかった個体がオスに昇格する。

気の強い種類が多いクマノミの仲間の中でもカクレクマノミは比較的大人しく、他種との混泳も可能。同種同士の場合は成長にともない争うことがある。

西太平洋と東インド洋などのサンゴ礁周辺に幅広く分布。日本では房総半島から南シナ海までの海で 見ることができる。

カクレクマノミ(動画) 出典:AQUA Geo Graphic
好きなお魚のリクエストコーナー