フグ目

マンボウ

マンボウという魚の写真

フグ目マンボウ科マンボウ属

マンボウ(学名:Mola mola

体は側面から見ると円盤型、正面から見ると紡錘形をしている。背びれと尻びれは長く発達し、体の後部から上下に突き出しているが、多くの魚が持つ尾びれと腹びれは持たない。体の後端にある尾びれのような部分は、背びれと尻びれの一部が変形したもの。泳ぐときは背びれと尻びれの動きを同調させて羽ばたくように対称に動かすことで推進力を生み、舵びれで舵をとる。

フグ目に属し、同目に特徴的な丸い目、小さな口、鳥のくちばしのような板状の歯、小さな穴状のエラ穴を持つ。腹びれと肋骨を持たないのもフグ目の特徴。目には寄生虫が付いていて、ほとんど見えていないため、よく水族館等のガラスにぶつかる。

皮膚は厚く粘液で覆われる。大量の寄生虫が付着している。

全世界の熱帯・温帯の海に広く分布する。外洋の表層で浮遊生活をしていると考えられてきたが、近年の研究により生息の場は深海にまで及んでおり、海上で見せる姿は生態の一部にすぎないことがわかってきた。発信機をつけた追跡調査で、生息水深を一定させず、表層から水深800m程度までの間を往復していることが明らかにされている。

クラゲや動物プランクトンを食べるということは知られているが、胃内容物からは深海性のイカやエビ、イワシ、カニ、ホタテなどの残骸も発見されている。これまで海中を受動的に漂っているだけと考えられることが多かったが、これらの餌を捕食するにはある程度の遊泳力が必要となる。海流に逆らって移動し得るだけの遊泳力を持つことが示されている。

稚魚は全身にとげがあり、成魚とは似つかない金平糖のような姿をしている。一時的にとげが長くなりハリセンボンのようにもなるが、成長するにつれとげは短くなり、独特の姿に変わってゆく。

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